パトリオットデイを見たので感想を書きます。
映画の紹介は以下のリンクからどうぞ。
http://eiga.com/movie/86248/
ネタバレなどが一部含まれますので、内容を知らない状態で見たい方はこれより下を見ないようにお願い致します。
映画はアメリカのボストンで行われているボストンマラソンで起きたテロを題材にしています。(なので、結構生々しい描写が行われるのでお気をつけください)
[あらすじ]
13年4月15日、様々な人が平和な日常を過ごしているなかで行われたボストン・マラソンが行われていた。
参加者がゴールをしていく中で、2つの爆発とともに悪夢が始まる。
ゴール付近ということで、大混乱がおきる。観客だけでなく、爆発を知らない選手が次々現場に入ってくるということでさらに混乱がひろがる。
被害者には、親子や夫婦で見に来ていた様々な人がいた。3つ目の爆弾があるのか無いのかわからないなかで、警察およびFBIが操作を開始する。
観客の持っていた携帯電話や監視カメラの映像をあつめて犯人を見つけ出そうとする。
映像の中で爆発の直後、他の人と異なる動きをしていた人物を見つける。現場をよく知る警官の記憶と現場の映像を組み合わせ容疑者を2名特定する。(最初に見つけた職員の能力がすごいな)
ただし、映像が不鮮明であったため犯人の映像の好評は控えていた。それにともない犯人の情報に関してデマが広がるなど、捜査をしているFBIなどは苦渋の決断ではあったが、犯人の画像を公開する。
公開したことで、犯人の二人は操作範囲から逃れるために移動を開始する。
警官の殺害(拳銃の強奪が目的)・自動車の強奪を行いながら犯人はニューヨークに向かおうとする。
そうした情報から次第に犯人の場所を特定していく。そうして市街地で警官と犯人による銃撃戦となる。犯人側は手製の爆弾を使用して応戦する。この銃撃戦で犯人の一人は死亡する。
しかし、二人目の犯人がスキを突いて逃走してしまう。
ここから、10数時間におよぶ追跡劇がはじまる。異例だったのは、犯人を見つけるために街の住人に対して一切の外出を禁じ警官以外が来てもドアを開けないように通知したこと。
外出が禁止された街で捜索した結果、民家にあったボートの中にいる犯人を見つけ逮捕される。
[感想]
映画ですが実際に起きたテロ事件を題材にしているので、各所で実際の当時の映像が使用されています。(マラソンの映像や犯人逮捕のタイミングの映像など)
あくまで、テロ事件をまとめた映画ですので誰かがヒーローのように活躍するわけではありません。確かに何人かは名前が出てきますが、多くは名前も出てこない警官やFBI捜査官などが活躍します。
また、映画の最後に巻き込まれた人や警察官のインタビューがあります。正直思い出すのもつらいこともあるかと思いますが、様々な人がインタビューに勇気を持って答えていたと思います。映像の中では次の年などのボストン・マラソンの映像など出てきます。その中で方愛を失ったひとが再度挑戦して完走した映像などはすごいと思いました。
当時、事件が起きたことや数日で犯人が捕まったことは知っていましたがこのような捜査や逮捕劇などがあったことは初めて知りました。こんなことがあってほしくはありませんが、仮にこのような事態になったときに全面的に協力している市民や復活したボストン・マラソンの映像などを見ると、人の力はすごいと感じました。
また、最後にまとめられていますがまだ裁判などは続いており事件がまだ完結していないことも述べられています。数日に及んだ逮捕劇は劇的ですが、その後にのこる様々なことが現在進行系で進んでいると感じました。
もう、事件からもう4年と見るべきかまだ4年と見るべきなのか考えさせられる映画でした。
[残念だったこと]
今回、渋谷のTOHOシネマズで見たのですが鑑賞のマナーや環境が最悪だった。(家の近くの映画館で見ればよかった…)
流石に酷かったのでここに描いておきます。こちらで映画を見る際にはご注意を。
・(映画館スタッフ)映画の前の予告の時点で扉が開いている。シアター6だったが扉が劇場の横に扉があるために、光が入ってきて気になる(予告も楽しみなので)
・(観客)隣の外国人がいびきをかいて寝始める。帰った後に来た時にはなかったゴミが落ちている。
・(観客)反対側にいた男女が映画が終わる前にスマホを出して電源をつけて見始める(外にでて見てくれればいいのに)
しかも女性は口紅を直し始める(外の化粧室で直せよ)
・(観客)最後のクレジットが流れ始めると席を立ち始める。これはよくあることなのでまあいいとして、ペットボトルの蓋を落とすような音や小銭を落とす音がなるのは我慢できない。