今日アカデミー賞も受賞した「1917」を見たので感想を書きます。
ネタバレも含むので、ご注意ください。
映画館などにある宣伝ポスターでよく使用される画像です。
表題の通り1917年の第一次世界大戦のヨーロッパが舞台の作品です。
簡単に話の流れをかくと、主人公が所属する部隊はドイツと戦争をしており長い期間一進一退の攻防を繰り広げていた。そのタイミングで、ドイツ軍が戦線を後退させる動きをしていることがわかり攻勢に出ようとする。
しかし、攻撃に移ろうとした矢先上空から撮った写真?からこの動きがドイツ軍の罠であることがわかる。
もし罠にハマると1600人の部隊が全滅する事になる。それを阻止するために主人公が作戦中止を伝えるための命令書を届けるというのがこの作品の大きな流れとなります。
見た感想ですが、話題のワンカット撮影で最初から最後まで主人公やその周辺をうつし続けるので、人物の関係性などがわかりにくかったかなと思います。また、人を追い続けるので周辺の説明や時代背景の説明も全くないので、予備知識なしでみると少しつらいところがあります。
(途中で出てきた女性と子供がいったい誰なのかなど全く説明がなかった)
また、話の内容が戦争ものということで物語の起伏が乏しく主人公がただ進み続ける映像が続くだけの場面が多くあります。
映画は当時の兵士の人に聞いた内容を元に制作されたみたいなので、実話に近いのだろうと思いますが、少し印象に残すために実際にそんなことはしないだろうといった部分もあるので、史実とは考えない方がいいと思います。
個人の感想としては、戦争関連の映画としては正直微妙かなと思います。(時代背景など予備知識が絶対に必要で、映画の中で完結でき無い…)特殊なワンカット撮影はこれまでにはない手法だと思いますが、そこは映画の評価としては加点するようなと事ではないと思います。