Newtonの7月号を読み終わりましたので感想を書きます。
1.元素のすべてを周期表
元素に関する内容です。興味深かったのは高性能磁石の内容です。まず驚いたのは磁石となりうる元素が100種類以上のなかで鉄コバルトニッケルの3種類しかないということです。
あと磁石は高温に弱いというはなしも初めて知りました。たしかに磁石の作り方から考えると熱によって原子の向きが変化し効果が薄まることが理屈としては理解できるが、あまりそういった話はあまり聞いたことがなかった。
周期表の話ということでどこまでの元素が理論上存在するかという話もありました。理論的には172番まで存在するということでその周期表がありました。(現在発見されている元素は118番まで)
衝撃的なのは、電子の配置が複雑になるとうことで、周期表上の元素の配置と番号がずれる場合があるということです。流石に100個以上の原子や電子、中性子の組み合わせとなっていくると、単純な規則だけでは説明ができなくなってくると感じました。
2.ハッブルが見た宇宙の絶景
2.1 R136星団の話が最初に来ました。まず驚いたのがこの星団が大マゼラン銀河内にあるということです。ハッブル宇宙望遠鏡ってそこまでの星を観測できるということがまず最初の驚きです。質量までわかっているのは更に驚きでした。
2.2 天の川銀河の中心(バルジ)には10万個の白色矮星がある
個数がかなり衝撃的でした。2018年打ち上げの望遠鏡ではそれらのほとんどが観測可能になるとのこと。
3.北極点が移動している
北極点の移動が2003年から2015年でイギリス方向に年間17センチで移動したとの研究発表の内容です。それより以前はカナダへ移動していたそうです。
あと超小型高性能プラネタリウムの誌上販売もありました。150万個以上の星を映し出すプラネタリウム”MEGASTAR N-CLASS”の紹介でした。なんと販売価格が1,836,000円!!(高い…)
生産請負金900,000円(高い…)
興味がある方はこちらのリンクからどうぞ。
来月号も宇宙の話があり面白そうです。